出典:http://www.asagei.com/excerpt/97168
羽生結弦選手の五輪連覇の裏には食事メニューに秘密がありました。食事管理を徹底し、肉体改造して挑んだオリンピック。
羽生結弦選手の食事メニューとはどのようなものなのでしょうか?
羽生選手が実際に食べた食事のレシピもご紹介します。
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Contents
アスリートにとっての食事
アスリートにとって食事はとても大切なものです。
食事の内容によって、練習の疲れを回復できるか、トレーニングした筋肉を強化できるかまで影響してきます。
栄養バランスの考えられていない食生活を送るアスリートは、筋肉が回復するための栄養を十分補えず、練習による疲れをしっかり取ることが出来ないまま翌日の練習を迎えることになります。
毎日必要な栄養をしっかり摂れていない状態では、アスリートのパフォーマンスは確実に低下します。
アスリートにとっては技術を教えてくれるコーチと同様に、栄養について管理してくれるコーチも必要なのです。
オリンピック2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手も、その華麗な演技の裏には栄養のバランスが考えられた食事メニューがありました。
羽生結弦選手のカナダでの食事の苦労
2012年春に当時19歳の羽生結弦選手は母・由美さんとともに、カナダへと渡りました。
しかし、このカナダでの食事に苦労しました。
北米の食事はステーキや、鹿肉などのジビエ料理。これが羽生選手の口には合いませんでした。
この北米の食事に馴染めず、どんどん食が細くなっていってしまった羽生選手。
2013年3月に行われた世界選手権の直前にひざを怪我しましたが、それも食事をしっかり摂れていないことも関係していたのではと思われます。
食が細くなってしまった羽生選手は、免疫力も低下し、体調不良で練習を休むこともしばしばだったそうです。
母の決断・食生活の改善
食生活の改善が必要と感じた由美さんは専門家に相談しました。
そこで分かったのは、羽生選手は決して食が細いわけではなかったということです。
羽生選手の身体の特徴として「胃腸が働き始めるのが遅い」ということが分かったのです。
そのため、食べ始めてからしばらくしないとお腹が空かないタイプだったのです。
そこで由美さんは専門家の指導の下に食事改善を行いました。
食改善の内容
母・由美さんは、羽生選手の食事を以下のようなものに変えていきました。
1.食事を汁ものから始める
汁物に使われるだしのうまみ成分「グルタミン酸」が胃腸を刺激し、食欲を促進させることから「汁物を先に摂る」という食事に変えました。
北米の肉料理を見ているだけで、肉に襲われるような気持になったという羽生選手。
汁物からゆっくり始める食事は、羽生選手に合っていたようです。
2.ご飯は俵型のおにぎりにする
「視覚的に」食べやすくするために、お茶碗に入れたご飯ではなく「俵型のおにぎり」に。
これなら一つひとつが小さいため、「食べられる」という気持ちになります。
この細かい気遣いは母の愛を感じますね。
3.ひとり鍋
もともと鍋好きな羽生選手。しかし、鍋というと数人で囲んで食べるもの。そこで一人でも簡単に鍋が食べられる「ひとり鍋」を考案。
これで簡単にたっぷりと野菜を摂ることが出来るようになりました。
この食事改善の結果、最高のコンディションでソチ五輪、そして世界選手権に挑むことができた羽生選手でした。
そして今回の平昌オリンピックでの2大会連続金メダルという快挙!
まさに母の愛の力ですね!
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羽生の肉体改造「味の素ビクトリープロジェクト」
「味の素ビクトリープロジェクト」
日本代表選手やその候補選手を対象とした国際競技力向上、およびメダル獲得数増のための、「食とアミノ酸」によるコンディショニングサポート活動です。
https://www.ajinomoto.co.jp/sports/vp
羽生選手の食事は、味の素株式会社が主催する「味の素ビクトリープロジェクト」にて管理栄養士を同行させて徹底的に管理されました。
味の素と言えば、「アミノバイタル」などのアミノ酸サプリメントが有名です。
その味の素が持つ知識と商品力で徹底的に選手の食事をサポートしているのです。
スタミナが持続する体づくりのための「アミノ酸」
目指したのはスタミナが持続する体づくり。そのためには栄養バランスの取れた食事と、食事の間に摂取する「アミノ酸」がポイントでした。
体づくりに必要な栄養素といえば「タンパク質」。
このタンパク質はいくつもの「アミノ酸」によって構成されています。
アスリートにとって、食品からタンパク質を摂ることも大切ですが、サプリメントの「アミノ酸」そのものを摂取することにより、筋肉が必要とする栄養を素早く体に取り入れることが出来ます。
練習中にアミノ酸を何度も補給することにより、過酷な練習にも「筋肉が耐えることが出来た」のです。
この「スタミナが持続する体づくり」のために改善された食事により、4回転を何本も跳ぶ過酷なフリーを滑りきる体を作り上げることが出来たのです。
羽生選手を支えたサプリ・味の素「アミノバイタルGOLD」
トレーニングによって使われた筋肉を回復させるために必要なアミノ酸はアスリートに欠かせない栄養素です。
過酷なトレーニングをするアスリートに必要なアミノ酸をバランスよく摂取するために開発されたのが、「アミノバイタルGOLD」です。
羽生選手も味の素のサポートの元、練習の合間に補給していたサプリメント。
粉末がスティック状の袋に入っているこのサプリメントは、口で溶けやすいように加工されているので、とても飲みやすいです。
アスリートではなくても、スポーツの後の栄養補給にとてもよいものです。
久しぶりにやったスポーツの後、「筋肉痛で辛い思いをした・・」という方はこのサプリメントをお勧めします。
アミノ酸を補給するだけで筋肉の回復がまるで違います。
羽生結弦選手の食事メニューとは?
2月15日の羽生選手の食事メニュー
出典:https://athleterecipe.com/
勝負メシは豚のしょうが焼き
ショートプログラム前日、2月15日の食事メニューを見てみるとしっかりとタンパク質を摂っているようです。
特に夕食は「豚のしょうが焼き」に「豚汁」と豚肉をしっかり摂っていますね。
これはビタミンB1の摂取のためと考えられます。
豚肉に多く含まれるビタミンB1の働き
豚肉に多く含まれるビタミンB1ですが、スポーツ選手はこのビタミンB1の消耗が激しいと言われています。
運動時には筋肉に蓄えられたグリコーゲンという糖がエネルギーに変換しますが、この時ビタミンB1が必要となります。
ビタミンB1不足はグリコーゲンの不完全燃焼を招くため、乳酸という疲労物質が発生し、筋肉が疲労してしまいます。
この筋肉疲労を回復させるために豚肉は良い食材と言えます。
羽生結弦選手の食事レシピを公開
味の素から提案されたアスリートのためのレシピです。
羽生選手もこれを食べて、金メダルを獲得しました。
ゲン担ぎに(?)是非作ってみてはいかがでしょうか。管理栄養士監修の栄養満点レシピですよ。
エネルギー豚汁
【材 料】
- 豚もも薄切り 150g
- じゃがいも・メークイン 3個
- にんじん 1/3本
- こんにゃく 1/3枚
- 油揚げ 1枚
- 長ネギ 1/3本
- しょうがのすりおろし 1かけ分
- A・水 3・1/2カップ
- A・ほんだし 小さじ山盛り1
- みそ 大さじ3
- AJINOMOTOサラダ油 大さじ1/2
【作り方】
- 豚肉は2cm幅に切る。じゃがいも、にんじんは小さめのひと口大に切る。こんにゃくは1.5cm角に切って下ゆでする。油揚げは油抜きし、タテ半分に切って1cm幅に切る。ねぎは小口切りにする。
- 鍋に油、しょうがを入れて熱し、香りが出てきたら、(1)の豚肉を加えて炒める。肉に火が通ったら、(1)のじゃがいも・にんじんを加えてサッと炒め、A、(1)のこんにゃく・油揚げを加え、アクを取りながら煮る。
- 全体に火が通ったら、火を止め、みそを溶き入れ、(1)のねぎを加えて再び火にかけ、沸騰直前で火を止める。
お魚で作る「10種の野菜だし鍋」
【材 料】
- たら・又は白身魚 4切れ
- えび 4尾
- しょうが 1/2かけ
- 白菜 1/4株(500g)
- にんじん 1/3本(50g)
- しいたけ 4枚
- 長ネギ 1本(100g)
- 木綿豆腐 1/2丁(200g)
- A・水 720ml
- A・「鍋キューブ」10種の野菜だし鍋 4個
【作り方】
- たらはひと口大に切る。えびは尾のひと節を残して殻をむく。しょうがはせん切りにする。
- 白菜は葉と芯に分け、葉は4cm幅に切り、芯は4cm幅のそぎ切りにする。にんじんは薄い輪切りにし、しいたけは半分に切る。ねぎは斜め薄切りにし、豆腐はひと口大に切る。
- 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら、(2)の白菜の芯・にんじん・しいたけ・ねぎ・豆腐、(1)のたら・えび・しょうが、(2)の白菜の葉の順に加えて煮る。
レシピ出典:https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/
まとめ
羽生選手のオリンピック2大会連続金メダルという快挙の裏には、このような食事改善があったのですね。
筋肉量が増え、より激しい動きが出来る体力がついたのは、筋肉に必要な栄養を普段の食事にプラスして、アミノ酸の栄養補給をしていたことにありました。
アスリートだけではなく、私たちも食事で健康状態が変わり、生活自体が変わってくることが分かります。
野菜不足と言われる現代人は、この羽生選手の食改善から学ぶこともありそうです。
「ひとり鍋」なら一人暮らしの方でも手軽に美味しく野菜が摂れそうですね。
この機会に、アスリートをサポートしている味の素製品を使ってみるのもいいですね(笑)
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