【比嘉大吾 ボクシング世界王座剥奪】ボクサーはなぜ過酷な減量をするのか?ネリと同罪?

比嘉大吾がボクシングWBC世界フライ級王座を剥奪された。

まさかの減量失敗による王座剥奪。

なぜボクサーはこんなにまでも過酷な減量をして、階級を落とすのか?

今年2月に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチでは山中の対戦相手である王者ネリが大幅な体重オーバーで王座剥奪という事態になったばかり。

このネリに対して世間からは大きな批判があった。

比嘉はネリと同罪なのか?

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比嘉大吾がボクシング世界王座剥奪

出典:https://www.sponichi.co.jp/battle/news/

ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチにて、王者である比嘉大吾選手が計量にて900グラムオーバー

再計量でもパスできず、王座剥奪となった

日本人のボクシング世界チャンピオンとして、初めての失態。

 

比嘉が世界チャンピオンとなった日の試合を思い出してしまう。

2017年5月、当時のWBC世界フライ級チャンピオンであったフアン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦した比嘉。

このタイトルマッチでの計量では、チャンピオンのエルナンデスが200グラムオーバー。

再計量をギブアップし、エルナンデスは王座剥奪となった。

この際、白井・具志堅スポーツの具志堅会長は「国内の世界戦でこういうのはダメだよ!しっかり落としてこないと!」と怒りを表していた。

愛弟子である比嘉の世界挑戦の際は、当時のチャンピオンであったエルナンデスに対して、相当な怒りがあった具志堅会長。

今度はその失態を自分の愛弟子がしてしまったのだ。

なぜボクサーは過酷な減量をするのか?

今回の愛弟子の失態には、具志堅会長も相当責任を感じているようだ。

比嘉もフライ級は限界だと色々な場面で口にしていた。

しかし、再びフライ級での世界戦となった今回の試合。

比嘉選手の身体を見る限り、あれだけの筋肉がついた身体でフライ級は相当きついだろう。

相手選手と比べても、身長差はあるにしても筋肉の付き方が違う。

比嘉選手自身は階級と上げたいと考えていたと思う。

でもなぜここまで過酷な減量をする必要があったのか?

出典:https://www.huffingtonpost.jp/

興行の事情

比嘉選手が2か月という短い試合間隔で試合をしなければいけなかったのが減量失敗の理由のひとつと考えられる。

それはミドル級世界チャンピオン村田選手のタイトルマッチと一緒にダブル世界戦を行うという「興行の事情」もあったのだろう。

プロの世界は、全てが選手の思い通りにはいかないこともある。

しかし、結果として日本人初の「減量失敗による王座剥奪」という失態を犯してしまった。

この責任はもちろん選手にもあるが、この試合を決めた具志堅会長の責任が非常に重たいと思う。

選手を世界チャンピオンとして育て上げたとき、それは育てた会長の実績となる。

それと同じく、選手が失態を犯してしまったとき、その責任も会長のものとなる。

世界チャンピオンにするためには、選手を強くすることはもちろんだが、興行を主催するという仕事もある。

ジムの会長に、ある程度の力が無ければ世界戦を組むということにも苦労する。

そんな中での大人の事情もあったのだろう。

しかし結果として、比嘉選手は心身ともに大きなダメージを負ってしまった。

そして、ジムとしてもベルトを失い、信頼も失ってしまった。

具志堅会長もこう言っている。

「私が最大の責任」

厳しい意見となってしまうが、全くその通りだろう。

 

減量失敗の原因は何か?

今回に限らず、毎回減量に苦しんでいた比嘉選手。

今回は、前回の試合から2か月という短い試合間隔だった。

前回の試合後に体重が増えて62キロ程までになったという。

1か月半で12キロ減量しなければいけないという状態だった。

過酷な減量をすればするほど、試合後のリバウンドは大きい。

死ぬほどの減量をした後の解放感からも、試合後の食事は進む。

普段から比嘉選手の減量は限界を超えたものだったのだろう。

限界を超えるような減量でなければ、試合間隔が短い方が体重をキープしやすい場合もある。

この選手の状態をしっかり把握せずに試合を組んでしまった会長の責任は大きい。

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なぜそこまで体重を落とさなければいけないのか?

なぜボクサーはそこまで体重を落とさなければいけないのか?

もちろん、もっと上の階級にすれば減量は楽になる。

しかし、選手の身長(リーチ)や骨格によって有利な階級で戦った方がチャンピオンになれる可能性が高い。

身長の低い選手は、出来るだけ体重の軽い階級で戦いたいと思うはずだ。

リーチの差が大きすぎると、試合の上では不利になる。

また身長が高いが筋肉があまりついていない選手も、出来る限り体重の軽い階級で試合をした方が有利に戦える。

出来る限り限界まで体重を落とした方が、試合では有利なのだ。

しかし、その減量が原因で思うようなパフォーマンスを発揮できなければ決して意味がない。

比嘉はネリと同罪なのか?

出典:http://news.livedoor.com/article/detail/

山中選手は自身が奪われたベルトに挑戦したリベンジマッチで、チャンピオンのネリ選手は減量に失敗し、計量をパスできず、王座剥奪となった。

山中選手がベルトを奪い返すために、人生を掛けて必死に練習し、迎えた世界戦での計量でチャンピオンがまさかの体重オーバー。そして王座剥奪となった。

人生をかけて臨んだ試合で、チャンピオンがそんな失態を犯したらどんな気持ちか分かるだろうか?

 

今回、比嘉選手が犯した失態も全く同じだった。

ただ、途中で減量を投げ出したネリ選手とは違い、本当に限界まで落とした減量だったことは事実だ。

しかし、挑戦する選手のことを考えるとどちらも罪は同じだ。

やはり日本人ということで同情の目で見てしまうが、挑戦者がこの試合にかけてきた努力を思うと、ネリ選手と同罪だ。

二度とこのようなことが起きないように願うばかりだ。

しかし、比嘉選手は個人的には大好きなボクサーだ。ぜひまた戻ってきて上の階級であの強さを見せてほしい。

まとめ

ボクサーの減量は厳しい。

でもそれを乗り越えられないのでは、その階級にいる資格はもちろん無い。

これからはもっと適正体重で戦うスポーツになってほしいと個人的には思う。

キックボクシングなどでは、まだまだ階級が大雑把に分けられているが、ボクシングは細かく分けられている。

もちろんタイトルを狙うためには、出来るだけ軽量階級で試合した方が有利だが、指導者も減量の在り方について指導を考え直すべきではないかと思った。

そして選手がベストのパフォーマンスを発揮できる階級で戦うスポーツになってほしい。

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